どうもこんにちは！！吉村隆です。
本日は、読者様のメールで問い合わせを
頂いた件をレビューしていきます。
有名人がインタビュアーを務めていると
いうことで非常に話題になっているようです。
過去に多くの被害者を出した詐欺プロジェクトの主催者が、
何食わぬ顔をして新しいプロジェクトに登場することもありますね。
最近登場した仮想通貨投資案件に「ALLIANCE」
があります。
完全思考停止状態で送られてくる仮想通貨をただ
自動的に受け取るだけで、
毎月最低100万円を稼ぎ続けられるそうです。
もし本当なら非常に魅力的なオファーですね。
しかも、今回のALLIANCE（アライアンス）は、
オリンピックのハーフパイプで活躍した
成田童夢さんが関わっているということで、
非常に話題となっています。
成田童夢さんは過去にもインタビュアーを務めていましたね！
そのあたりもまとめていきます。
成田童夢 吉岡正志 ALLIANCE (アライアンス)プロジェクト
ざっと内容をみていくと
・資金も知識も人脈も必要ない。
・仮想通貨を持ってて普通に上がっていく稼ぎ方ではない。
・暴騰暴落などの相場に左右されない。
・毎月安定して最低100万円が稼げる。
・稼げる金額に上限は無い。
・今まで一度も月100万円稼げなかったことが無い。
・完全思考停止状態で何もする必要はない。（携帯タッチも、見る必要も無い）
・ロボットを使う。ロボットを使う人が増えるほど性能が上がる仕組みになっている。
インタビュアー成田童夢氏について
別のプロジェクトで見たことがある気がした人
もいるのではないでしょうか。
2018年2月に公開されたTHE TIME PROJECTです。
成田童夢氏はTHE TIME PROJECTでもインタビュアーを務めていました。
THE TIME PROJECT
今回のALLIANCE（アライアンス）
動画の作りも非常に似ていますし、
THE TIME PROJECTと同じ組織が
ALLIANCEプロジェクトを作っている
可能性が高そうですね。
THE TIME PROJECTは、
ドバイの精鋭チームが参加者の資産を運用し、
半年で資産が30倍になることを売りにしたプロジェクトでした。
しかし実態は、
投資金を送金してから着金するまで1ヶ月以上かかり、
着金しても資産はまったく増えない（0.00005 BTC程度は増加）。
参加者が何度も問い合わせをしなければ、
着金すらしていなかったことでしょう。
さらに、このプロジェクトはバックエンドを重ね、
毎日最低３万円(最高10万円)が半永久的に
自動着金し続けるAIシステムを29万8000円で販売しています。
しかし実態はAIシステムではなく、
単純な仮想通貨の自動売買プログラムでした。
もちろん、これを使って利益を上げることができた報告はありません。
THE TIME PROJECTは芸能人が登場しているから
信用して参加する人も多く、
かなり多くの被害者を出しました。
2018年5月現在でも、
参加費も投資金もプロジェクトに奪われたままの被害者が多数います。
ALLIANCEの自動売買システムは信用できるのか？
ALLIANCEの販売会社は「株式会社＆Ｒ.」という名称で
2018年4月25日に法人登録されています。
つまり、このプロジェクトのために作った会社のようです。
今回の案件は、AIを使った自動売買システムであると推測できます。
今まで数多くの自動売買システムを提供する
プロジェクトがありましたが、
そのシステムを使って実際に億万長者になった人を
私は見たことがありません。
さらに、ALLIANCEに関係していると思われる、
THE TIME PROJECTもAIを使った
自動売買システムを約30万円で参加者に売り付けましたが、
実際に稼げたという報告はありません。
現時点で私が確認した動画では
システムの具体的なロジックやバックテスト
を公開していません。
・どんな仕組みで運用をするのか。
・どれだけの勝率と実績があるのか。
を確認できるまでは参加してはいけないと
個人的には感じます。
インタビュアーが有名人であることの意味
こういう有名人が表に出ることで、
オファーの信頼性を向上させることができます。
本当に優れた、システムであれば
有名人を起用しなくても
販売数は増えていくと思いませんか？
多額な広告費を払わなければ
売れないシステムではないかと思ってしまいます。
本当に優秀なシステムであれば、
ロジックをきちんと公開し
勝率や実績、等のバックテストをきちんと
公開したほうが信憑性が高まります。
今回は、インタビュアーに成田童夢さんが務めています。
その為、今回のALLIANCE（アライアンス）
を信じてみようかなと思ってしまう人も出てくるでしょう。
もちろん今回もそれが狙いですね。
ですが、有名人が登場してきたからと言って、
信頼できるとは限りません。
有名人が関わっているのだから、事務所もきちんと調査している
のでは？
とか、有名人が詐欺案件に関わるとかリスク高いから信じてみよう
かなとか？
思ってはダメです。
現行の法律では、詐欺と認定されるには非常に高い
ハードルがあります。
詐欺罪の特徴は他の刑事事件に比べて判断が難しく、
詐欺罪が成立する判断基準としては
「欺罔（ぎもう）※１→錯誤※２→交付行為※３→財産の移転」
この因果関係が一連の流れで行われている必要があります。
※１ 欺罔(ぎもう)とは、人をあざむき、だますことです。
※２ 錯誤とは，内心で思っていることと、
意思表示の内容が違っているが、
そのことに本人が気づいていないこと
※３ 交付行為とは詐欺罪が成立するには、
欺罔により錯誤を生じさせ、その結果、財物・財産上の利益
を「交付」させる必要があります。
①犯人が騙すつもりで被害者を騙した（欺罔行為）
②被害者が騙された（錯誤）
③被害者が騙されたまま、自分の財産を処分した（交付（処分）行為）
④処分した財産を被害者が、犯人または第三者に渡した（占有移転、利益の移転）
この交付行為→財産の移転 は、
振込記録などをみて確認できますが、
問題なのは、欺罔→錯誤の部分です。
詐欺の場合、この欺罔行為を行為者の主観面の立証が必要なため、
詐欺の立証が大変難しくなっています。
例えば、相手にお金を貸したが返って来なかった場合、
仮に相手が本心では「お金をだまし取ってやろう」などと考えていても、
「後で返却するつもりだった」などと言われてしまえば、
詐欺行為として立証することはできません。
結局、犯人が詐欺行為を働いたと認めさせる
証拠が必要です。
少なくとも成田童夢さんはお金の為に
出ていることを認めています。
成田童夢さんは以前も「THE TIME PROJECT」
という無料オファーに登場してきました。
成田童夢氏は今年の2月に行われた、
上坂聡氏の「THE TIME PROJECT」でも
インタビュアーとして登場していました。
それから3ヶ月程が過ぎて、
上坂聡×成田童夢 の「THE TIME PROJECT」
は過去には炎上が見られる深刻な状況になっています。
被害内容としては、
・送金額がアプリに反映されない。
・特典が送られてこない。
・コンテンツが送られてこない。
・サポートに電話をしても出なくなった。
・出金できない。
といった声が寄せられています。
「THE TIME PROJECT 被害状況まとめ」より
http://henkinbbs.bbs.fc2.com/?act=reply&tid=8087732
もちろん、皆さん返金を求めていますが、
誠実な対応は無いようです。
成田童夢氏にも批判の矛先が向けられていますが、
2018年3月8日号 の「週刊新潮」に
下記の記事があります。
「ただ所有するだけで資産が増える」と唱える、
仮想通貨関係の怪しいプロジェクトの説明動画に、
元スノボ選手の成田童夢の姿があった。
が、当の成田に聞くと、
「頼まれたから出ただけで、中身は知らない。
タレントは口に合わないラーメンでもおいしいと言うでしょう。
それと同じです」
問題の所在すらわかっていないのだから罪深い。
「週刊新潮」2018年3月8日号 掲載
新潮社
Yahoo!ニュースより引用
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180312-00538992-shincho-soci
と回答していました。
自分自身の影響力を考えて頂きたいと思う発言です。
今回のALLIANCE（アライアンス）でも、
最後は「中身はしらなかった」で終わらせるつもりでしょうし
「しらなかった」と言えば詐欺罪を成立させるのに
非常に厳しい状況となります。
ですから、今回の案件に参加するにしても自己責任となります。
最低月収100万円の再現性が100％の意味とは
今回、吉岡正志氏は、
最低月収100万円を達成するのに、
必要な資金や期間、といった条件を明示していません。
いつまでに、稼げるようになるのか？
１年後なのか１０年後なのか？
必要な準備資金は、いくらなのか？
１０万円なのか？１億円なのか？
をきちんと明示していないので、
いくらでも言い逃れができる状況
にしています。
騙す側も、しっかりと法律を勉強しています。
詐欺罪が成立しないように対策を立てていますし
仮に捕まったとして、懲役が短くなるように
また、知能犯であれば
１０年懲役を受けても１億円儲ければ
年収１千万円と考え費用対効果
まで考えているようです。
損失を出しても、資金を失っても、
それでもさらに投資を続けるだけの、
豊富な資金力さえあれば、
再現性100％だった、
と言われればそれまでです。
購入者からすれば、
「再現性100％」と言われれば、
どんな人でも、どんな環境の人でも、資金力が無い人でも、
誰でも最低月収100万円が達成できる、
と思う人がほとんどだと思います。
たとえ何年かかっても、
やり続ければ、
そのうち月収100万円は達成できるはず、
過去にも高額プロジェクトの
言い訳として実際にあったものです。
「特定商取引法に基づく表示」を見ると、
“本商品に示された表現や再現性には個人差があり
必ずしも利益や効果を保証したものではございません。”
と、しっかりと明示しています。
「特定商取引法に基づく表示」に再現性100％
と記載しない限り法律では守ってくれません。
吉岡正志氏が言う「再現性100％」の意味と、
社会通念上でいう「再現性100％」の意味は、
乖離しているのです。
稼げる本物の情報は確かに存在しますが
「楽して稼げる」とか、
「何もしなくてもお金が入る」とか、
そういうものはありません。
成田童夢 吉岡正志 ALLIANCE (アライアンス)プロジェクト まとめ
第二話まで動画を見ましたが、システムの具体的な
ロジックは公開されていませんし、バックテスト
等の情報が公開されることは現時点ではありませんでした。
現時点では状況証拠のみで、全ての結論は出せませんが
現時点の情報のみで参加することは
危険であると言わざるを得ません。
今後、システムの具体的なロジックやバックテストを公開
されてから参加することでも十分間に合うかと思います。
・どんな仕組みで運用をするのか。
・どれだけの勝率と実績があるのか。
などはっきりせず、
それが分からないうちは
この案件に参加することは控えたほうが良いでしょう。
また、最近ではネット上で情報商材のレビューが
非常に充実しています。
そういった、レビューや掲示板は第三者の
客観的な評価となっており、
そういった情報を確認してからでも
参加するのが遅いということはありません。
こういった業界ですので自分自身での
見極めや、他者の評価を確認をきちんと
しましょう。
きちんと、トレードについて勉強すれば、
こういった情報商材がいかに、おかしな事を
説明しているか理解できるようになります。
経験上、優秀な投資案件というのは
実績やロジックが公開されていることが多いです。
今後の展開に関して新しい情報が入りましたら
当記事にて追伸させていただきますので、
この機会に当ブログをブックマーク
などしていただければ嬉しく思います。
知識も経験もない状態で
ツールに任せるということは
そのツールが使い物にならなかったり
不具合があったり、提供が中止になったりした場合
その時点で稼げなくなってしまいます。
こういった、自動売買システムに頼る
リスクは、当ブログで何度も取り上げています。
少し古い話ですが、ソマリア海賊を壊滅させたのは、
すしざんまいの社長だった話はご存知ですか？
ソマリアの海賊を一人で壊滅させた男がいます。
金も技術も無いので生きるために海賊をやってる事を知り、
漁船を用立てて、技術指導をつけ、
魚の流通を引き受けることで、海賊を漁民に更正させて壊滅させた。
これ、政治家でも何でもない。すしざんまいの社長、木村清の話。
「海賊の頻繁地」→「海賊と直接交渉」→「俺達だってやりたくねぇ貧乏が悪いんだ！」
→「んじゃマグロ獲れよ」→「船がねえ！」→「用意する」→
「設備がねぇ！」→「用意する」→「団体に入れてもらえねぇ」
→「俺が交渉する」→「海賊が自立し、海賊が壊滅」
結局のところ、木村社長がしたのは、資金援助をしたのではなく、
自立の仕方（ノウハウ）を教えたんですね。
お金を渡すのでは無く、マグロの取り方を教えることで
海賊たちの自立を促したということです。
自動売買システムという、ツールを購入するのでは
無く、自分でお金を稼ぐ仕組みを教えてもらえる
ものを購入した方が、堅実だと思います。
ですので、個人的には
完全にツールに任せて稼ぐより
堅実に稼げるスキルを身につける方が
稼げなくなる不安もありませんし
知識やスキルは失うことがないので
断然、現実的だと思います。
有名人が宣伝しているから購入するのでは
無く、本当に自分の価値を高めてくれる
商材を探してみてはどうでしょうか？
お金を「稼がせて」くれるツールでは
無く、サラリーマンを脱却する
仕組みを築きましょう！
微力ながら、皆さまのサポートが
できるように当方も尽力いたします。
現状取り組んでいるビジネスで、
悩んでいることとかあれば、
気軽に私の方にご相談いただければと思います。
その際に、
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具体的に添えていただけると助かります。
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→takashi.yoshimura.f@gmail.com
それでは、ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
