16期連続増配の実績!SBIグローバルアセットマネジメント株主優待のメリット・デメリットを本音で語る

株主優待って本当にお得?総合利回りの考え方

株主優待投資の魅力は「総合利回り」にあり

株式投資を始めようと思ったとき、「配当利回り」だけを見ていませんか?実は、株主優待がある銘柄を選ぶなら、「総合利回り」という考え方がとっても大切なんです。総合利回りとは、配当金と株主優待の価値を合わせた利回りのこと。例えば、配当利回りが3%でも、株主優待で2%相当の価値があれば、合計5%の利回りになるわけです。

銀行の定期預金の金利が0.1%以下の今の時代、総合利回り5%以上の銘柄があれば、かなり魅力的ですよね。ただし、株主優待の価値は人によって違います。自分が本当に欲しいものか、使えるものかをしっかり確認することが大切です。

配当だけじゃない!優待の価値を数字で見る
株主優待の価値を計算するときは、「もし自分で買ったらいくらかかるか」を基準に考えましょう。例えば、クオカード1,000円分なら、そのまま1,000円の価値。食事券や商品券も同じように計算できます。

ただし、注意したいのは「自分が使わないものは価値がゼロ」ということ。どんなに高額な優待でも、使わなければ意味がありません。逆に、自分が普段から使っている商品やサービスの優待なら、実質的な節約になるので価値は高いと言えます。優待内容をしっかりチェックして、自分のライフスタイルに合った銘柄を選ぶことが、株主優待投資で成功する秘訣です。

長期保有でさらにお得になる仕組み
最近の株主優待制度には、「継続保有特典」を設けている企業が増えています。これは、1年以上や3年以上など、一定期間株を持ち続けることで、優待内容がグレードアップする仕組みです。

例えば、1年未満の保有だと2,000円相当の優待が、1年以上保有すると3,000円相当になるといった具合。企業側としては、長期的に株を保有してくれる株主を大切にしたいという思いがあるんですね。投資家にとっても、長期保有することで総合利回りがアップするので、まさにWin-Winの関係。株主優待投資を考えるなら、この継続保有特典も要チェックです。

SBIグローバルアセットマネジメントの株主優待内容を徹底解説

暗号資産XRPがもらえる珍しい優待

SBIグローバルアセットマネジメント(証券コード4765)の株主優待で一番注目なのが、暗号資産XRPがもらえることです。株主優待で暗号資産がもらえるなんて、かなり珍しいですよね。100株以上保有していれば、2,500円相当がもらえます。500株以上なら10,000円相当、継続保有1年以上なら約12,000円相当にアップします。

暗号資産に興味はあるけど、自分で買うのはちょっと怖いという方にとっては、株主優待でもらえるのは嬉しいポイント。ただし、XRPを受け取るには、SBI VCトレード株式会社で暗号資産口座を開設する必要があります。この手続きが少し面倒に感じるかもしれませんが、一度開設してしまえば、毎年自動的に受け取れるので安心です。

株式新聞ウェブ版の12ヶ月間無料購読クーポンももらえる
暗号資産だけじゃないんです。100株以上保有していれば、株式新聞ウェブ版の12ヶ月間無料購読クーポン(52,000円相当)ももらえます。投資情報を集めたい方には、かなり価値のある優待です。

最低投資金額はいくら必要?
株主優待をもらうには、最低何株必要で、いくらかかるのか気になりますよね。SBIグローバルアセットマネジメントの場合、最低単元株数は100株です。株価が約587円(2025年11月時点)なので、100株買うには約58,700円が必要になります。個人的な購入推奨額としては550円から600円のレンジで購入できれば良いイメージです。

この金額で、暗号資産XRP(2,500円相当)と株式新聞ウェブ版(52,000円相当)がもらえるので、優待利回りだけで約4.2%。さらに配当金も年間2,200円(100株の場合)もらえるので、総合利回りは約7.9%になります。約6万円の投資で年間約4,600円相当のリターンが得られるのは、かなり魅力的ですよね。ただし、株価は変動するので、購入タイミングはしっかり見極めましょう。

16期連続増配の実績!配当の魅力とは

全上場企業でわずか3社しか達成していない快挙

SBIグローバルアセットマネジメントの最大の魅力は、なんといっても16期連続増配という実績です。これ、実はすごいことなんですよ。全上場企業4,063社の中で、16期以上連続増配を達成している企業はわずか3社だけ。つまり、SBIグローバルアセットマネジメントは、日本を代表する「増配優良企業」の一つなんです。

増配とは、配当金を前年より増やすこと。毎年少しずつでも配当金が増えていくということは、企業の業績が安定して成長している証拠です。投資家にとっては、持っているだけで毎年もらえる配当金が増えていくので、長期保有のモチベーションにもなりますよね。この安定感は、株主優待以上に大きな魅力かもしれません。

2025年3月期の配当実績をチェック
具体的な数字を見てみましょう。2025年3月期の配当は、中間配当が8円75銭、期末配当が13円25銭で、年間配当金は22円00銭でした。前期と比べて0円50銭の増配(+2.3%増)です。株価が約587円なので、配当利回りは約3.7〜3.8%になります。

この配当利回りだけでも、銀行預金と比べれば圧倒的に高いですよね。しかも、毎年増配しているので、今後も配当金が増える可能性が高いです。2026年3月期の中間配当は9円00銭(+0円25銭の増配)と発表されているので、期末配当も増配が期待できそうです。長期で保有すれば、配当金だけでもかなりのリターンが見込めます。

配当性向119.8%の意味を理解しよう
ただし、一つ注意したいのが「配当性向」です。2025年3月期の配当性向は119.8%。配当性向とは、企業が稼いだ利益のうち、どれだけを配当金として株主に還元しているかを示す指標です。通常、配当性向は30〜50%程度が健全とされていますが、SBIグローバルアセットマネジメントは100%を超えています。

これは、利益以上に配当を出しているということ。株主還元に積極的な姿勢は評価できますが、今後も同じペースで増配を続けるのは難しいかもしれません。ただし、同社は16期連続で経常利益も増益を実現しているので、業績自体は安定しています。配当性向が高いことはリスク要因の一つですが、過度に心配する必要はないでしょう。長期的な視点で、業績の推移を見守ることが大切です。

株主優待を受け取るための手続きと注意点

権利確定日を逃さないために

株主優待をもらうには、「権利確定日」に株主として登録されている必要があります。SBIグローバルアセットマネジメントの権利確定日は、毎年3月末日です。ただし、注意したいのは「権利確定日に買えばいい」わけではないということ。

株式の受け渡しには2営業日かかるので、実際には「権利付き最終日」までに株を買っておく必要があります。権利付き最終日は、権利確定日の2営業日前。例えば、3月31日が権利確定日なら、3月29日(土日を除く)が権利付き最終日になります。この日までに株を買って、翌日まで持ち続けていれば、株主優待の権利がもらえます。カレンダーをしっかりチェックして、買い忘れのないようにしましょう。

XRPを受け取るにはSBI VCトレードの口座が必須
暗号資産XRPの優待を受け取るには、SBI VCトレード株式会社で暗号資産口座を開設する必要があります。これが、ちょっと面倒に感じるポイントかもしれません。口座開設には、本人確認書類の提出や審査があるので、数日から1週間程度かかることもあります。

優待の権利を取得してから慌てて口座開設するのではなく、事前に準備しておくとスムーズです。また、注意したいのは「未成年者は口座開設ができない」ということ。お子さん名義で株を買っても、XRP優待は受け取れません。さらに、株主本人名義の口座でしか受け取れないので、家族名義の口座では受け取れません。この点は、しっかり確認しておきましょう。

SBIグローバルアセットマネジメントへの投資は本当におすすめ?

投資のメリットを整理しよう

ここまで見てきた内容を整理すると、SBIグローバルアセットマネジメントへの投資には、こんなメリットがあります。まず、総合利回り約7.9%という高い利回り。配当利回り3.7%に優待利回り4.2%を加えると、かなり魅力的な数字です。次に、16期連続増配という安定した実績。これは、企業の成長性と株主還元への姿勢を示しています。

さらに、暗号資産XRPという他社にはないユニークな優待内容。暗号資産に興味がある方には、特に魅力的ですよね。そして、自己資本比率83.5%という堅実な財務基盤。これは、企業の経営が安定していることを示す指標です。最後に、継続保有1年以上で優待額がアップする仕組み。長期保有を考えている投資家には、嬉しい特典です。

デメリットやリスクも理解しておこう
一方で、デメリットやリスクもあります。まず、配当性向が119.8%と高いこと。これは、今後の増配ペースが鈍化する可能性を示唆しています。次に、XRP優待の受け取りには暗号資産口座の開設が必須で、手続きが面倒なこと。特に、未成年者は口座開設ができないので、優待対象外になります。

また、株価変動リスクもあります。金融市場の変動に左右されやすい業種なので、株価が大きく下がる可能性もゼロではありません。さらに、暗号資産XRPの価値も変動します。優待でもらったXRPの価値が下がる可能性もあるので、その点は理解しておきましょう。投資は自己責任です。メリットだけでなく、デメリットやリスクもしっかり理解した上で、判断することが大切です。

長期保有に適した銘柄かどうか
結論として、SBIグローバルアセットマネジメントは、長期保有に適した銘柄と言えます。16期連続増配という実績は、企業の安定性を示していますし、継続保有特典もあるので、長く持つほどお得になります。総合利回り約7.9%という高い利回りも、長期投資の魅力を高めています。

ただし、配当性向が高い点や、優待受け取りの手続きが必要な点は、人によってはデメリットに感じるかもしれません。自分の投資スタイルやライフスタイルに合っているかどうか、しっかり考えてから投資を決めましょう。株主優待投資は、楽しみながら資産形成ができる魅力的な投資方法です。SBIグローバルアセットマネジメントの株主優待を活用して、賢く資産を増やしていきましょう。